中国では結婚式前に盛大に写真を撮るのです。~中国の結婚式~ [中国~リアル結婚事情]

台風12号が日本を直撃する前に帰国しましたが暑くて写真どころではない・・・ 

EOS-1DXを持っているプロっぽいカメラマンが一番クズだった!!
https://kyoumozangyo.blog.so-net.ne.jp/2016-12-29-2

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さて写真と言っても中国の話、聘礼の問題が解決したら堰を切ったように様々な事が動き始めます。 基本的に日本では結婚写真の前撮りがあったとしても1回だけでしょうが中国では何回も撮影をしているようです。 また地元の職業カメラマンが使っている機材はキヤノン、特にEOS 5D系が圧倒的シェアを占めているのは日本の状況と同じですネ。 尼康(ニコン)がんばれ・・・

【撮影具体例】
 ・結婚届に貼る写真を撮影(真面目な写真や[黒ハート]の写真まで色々撮ります。) 
 ・屋内の施設で撮影
 ・屋外の景色がイイ場所で撮影 ( 衣装を変えたりして複数回実施 )

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屋外の撮影では人の多い観光地でも行います。 周囲の好奇の視線にさらされながらも抱擁したりキスしたりと見ている方が恥ずかしい・・・  (〃▽〃)

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地下街の結婚写真案内コーナ

街のあちらこちらに写真スタジオが存在します。 さてさて気になるお値段ですが上の結婚写真案内コーナでは『 ロマンウェディング撮影 46,000円から 』との看板がありますが、おそらく基本料金の価格であり衣装・小道具・出張費用は別勘定と思われます。 センスが抜群のEOS6D使いの某カメラマンさん( 柔らかいモノを撮るのが苦手な私を休日にアシとして使ってくれないかなw )は画像加工込みで1回10万円だとか。 いい絵を撮るために休暇を取って遠方の地域に出かけるカップルもいたりして( コレって新婚旅行じゃないの? )結婚写真への情熱は半端ないですよ・・・

【ここまでの必要額 :2,285万円】 
  マンション代  : 1,815万円
  内装工事・家具 : 400万円
   (うち寝具代 :  27万円)
  聘礼(結納金) :  50万円
  結婚写真    :  20万円(撮影回数は2回と仮定 フレーム代等は別途)
  

(このシリーズはまだまだ続きます。 正直言って終了の目処が立ちませんw)
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中国で結婚するには聘礼(彩礼)が必要なのです。 ~中国の結婚式~ [中国~リアル結婚事情]

あらかじめお断りなのですが、このネタは調べていてあまり触れてはいけない話のように感じました。 真実が分からないので記事が書きにくいのですが日本でも度々話題になるので外すわけにはいかないのでとりあえず記してみました・・・

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カップル成立はしましたが。

基本的に中国の男女の出会いは前述の釣書や知り合いからの紹介が多いです。 

【初デートまでの流れ】

  ①女性(またはその家族)にイイ男性がいるよとの紹介
  ②男性のスペックの確認
  ③WeChat等を使い顔写真の交換
  ④OKなら初デート

順調に交際を重ねていき結婚してもイイかな、と思ったところで次のイベントが発生します。 その名は、

  『 聘礼(ぴいんりぃ) 』 日本の結納金みたいなものです・・・ 

最近になって聘礼の金額が高騰して女性側からの高額な聘礼金の要求に困った男性側の両親が自殺を図るという騒動もありました。 一体どれほどの金額なのか中国各地の聘礼情報を掲載している某サイトを見つけて集計したのがこちら、

聘礼(ぴいんりぃ)平均は約250万円.jpg

日本の結納金は地域差がありますが平均90-100万円であることを考えると中国の平均250万円は高いなあと感じましたが冷静になって考えると上記のサイトの金額は自己申告のようです。 このサイトによると地域によっては更に新車やアクセサリーなどを贈ると記されていますが、車の購入希望者のうち実際に入手できるのは10分の1しかない上海はどうなるのでしょうか? 車が買えないから破談、ってコトは無いと思いますが? また北京の2017年の聘礼は340万円だったのが2018年に510万円になるというのは、

         どう考えても盛り過ぎ!? 

と推察されます。 まあ上記サイトは本記事作成時点でアクセス数が5800件しかないので信憑性は全く無いに等しいと思いますが・・・

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この地域差は何でしょうか?

周辺で聞いたところ実際の聘礼金額は低い金額のようです。 この差はおそらく欲に言う『 最初の一声 』やマンションの売り買いとは違い当事者しか金額が分からないのをイイことに金額の水増しをしたり、ごく一部の上級階級の事例を地域平均のように大げさに取り上げていると推察されます。 中国のネット上では『彩礼地图』や『聘礼地图』というモノが広まっています。 中国でこれから結婚しようとする人にはかなり深刻な話ですが田舎町でも30~50万円程度は払っているようです・・・

聘礼の高騰は結果として自分や子供達の首を絞めているだけのような気がします。 そういえば自分は妻にいくら払ったんだろう? 


【ここまでの必要額:2,265万円】 
  マンション代 : 1,815万円
  内装工事・家具: 400万円
   (うち寝具代:  27万円)
  聘礼(結納金):  50万円

(続きます)
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中国の婚活イベントです。 ~中国の結婚式~ [中国~リアル結婚事情]

「 私、K君を恋愛の対象にできないの 」、見事にフラれました・・・(;´Д⊂)

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わたしも結婚したかったですの。

今から遡る事ウン十年前、社内恋愛で付き合っていた女は同じ職場の妻子持ちの上司に恋をしてあっさりとフラれました。 その時のキズが癒えた頃に別の職場の先輩が主催する合コンに数合わせのために呼ばれました。 目の前に座ったスタイルの良いキレイな人と意気投合し、デートにこぎつけたのですが混雑していた地下鉄名古屋駅の構内で手をつなごうとして言い放たれたのが上述のセリフ。 フラれた理由はマンションを持っていないとかではなく、はあ?、と言いたくなる様な理不尽な理由でした。 これについてはいつか話す機会があれば、って本当に話す気はあるのかコノ男は?

しかしその人が後の自分の妻になるなんて人生はどう転ぶのか本当にわからないw


さて本題のガチでリアルな中国結婚事情と思いきや今回はひと休み回です、

例によって何やらイベントが行われていたのでカメラを持ってイソイソと出撃しました・・・

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漢服をヒラヒラさせて7人の女性が壇上に上がりますが、この時点ではイベントの内容が全く分かっていませんでした・・・

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一人の男性が何やら喋り、プロモーション映像のようなものを公開します・・・

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映像を見た後、女性が一芸を披露します。 バイオリンを弾いたり・・・

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ダンスをしたり・・・

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男性が気に入った女性を選んでカップル成立? ああ、そういうコトだったんだネ、周囲から拍手が上がります。 おめでとー ヾ( ゚∀゚)ノ゙

ところで事前にオーデションをしたとは思いますが男性はマンションを持っているのが参加の条件であったりしたのでしょうか? 現在の中国では結婚相手の選択権は男性ではなく女性が完全に握っています。 カップルになったのは一瞬だけでマンションが無いと判明した途端にフラれたとしたらかわいそすぎますネ・・・ (´;ω;`)ヾ(・∀・`)


ちなみにこのイベントはまだ中国の厳しい結婚事情が全く分かっていない2017年5月に行われました。 「公開する機会がなく、このまま賞味期限切れとなってお蔵行きか?」と思っていましたが、公開することができてラッキー ヽ(´∀`)ノ⌒♪
 
(かわいそうな話がまだまだ続きます)

中国で結婚するのならシャア専用ベットが必要なのです。 [中国~リアル結婚事情]

突然でなんですが自分は青い色が好きです・・・

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上野駅で出発を待つ『北斗星』 もっと一杯乗りたかったナ・・・

おそらく根底には小さい頃から憧れだったブルートレインの影響があるのではないかと考えています。 車やテニスラケット、自作PCのケースにMP3プレーヤまで青が選択できるものは迷うことなく選んでいました。 今は使うことがほとんど無くなったOLYMPUS E-300もコダック製CCDが放つ深い青色がお気に入りだったか、ってソレは思いっきり違うって!! o(#゜Д゜)_‐=o)`Д゜)・

さて本題、

中国で新婚さんと言えば新しいマンションと赤いベットが鉄壁の組合せです・・・

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もちろん水色や他の色のベッドも売っていますよ。

お値段もピンキリですが、高いものの価格はベット本体が17万円で布団・枕など一式が10万円でした。 値段の差がどこに表れているのかわからないなあ、と客より店員の方が多いデパートの寝具売り場をウロウロしたのですが、 

     あのオッサンいい歳して赤いベットを探している!! 

と店員に思われたでしょうw 「いや、これは息子が将来結婚するので、その調査であって、あの・・・」と中国語で弁明が出来たらイイのですが・・・ヾ(・ω・`;)ノ


【ここまでの必要額:2,215万円】 
  マンション代: 1,815万円
  内装工事・家具: 400万円
   (うち寝具代:  27万円)

(続きます)
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中国で結婚をするにはマンションが必要なのです。(後編) [中国~リアル結婚事情]

マンションを次から次に建てて誰が住んでいるんだ? よく聞く話です・・・

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マンション群を定点撮影してみます。 ヒマ人ですネ・・・

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こちらは夜8時の写真。 電気が点いている部屋の方が圧倒的に少ないです。 某国と同じように建設業界を潤わせるためにコンクリ製のハコをポンポン建てているのでしょう、と言われるのも仕方がない事。 皆さん買い物や夜勤に出かけているのでしょうか? いえいえそんなコトはありません。 空き家の数は、

    お嫁さんを待っている独身男性の数   (´・ω・`)ヨメさんまだかなー

だと思われます。 マンションが無いと結婚することができないのでとりあえず購入して寝かせている人が多数存在すると思われます。 近年の値上がり率も半端ないですし無理をしてでも早めの購入が吉ですネ、とみんなが考えるから価格が高騰するのか。 ちなみにマンションを購入すると様々な控除やサービスが受けられるとの事ですが、そんな政策を行うと更に購入意欲をかき立てると思うのは私だけ? ちなみに時事通信社によるとT市の不動産屋がマンション購入の資金源について調査したところ、親が一括購入あるいは頭金・ローンを支払うのが3割、親が頭金を払いローンは自分が払うのが5割、全額自分たちで何とかするのが2割だそうです・・・

さて問題はここから、

中国ではマンションの購入価格には日本ではあって当然のモノが含まれていません。

・電気配線・水道の配管は玄関の入口まで。 部屋の中の工事は全て自己負担です。
 キッチン周りの水回りも自分で手配しますがシャワーは付いているようです。
・壁紙は無く、コンクリが打ちっぱなしです。 ∑(・ω・ノ)ノ

信頼できる業者(←ココ重要)に上記の工事をしてもらいエアコンなどの電化製品その他諸々を購入すると日本円で400万円以上は掛かります。 日本なら空き家にしておくのはもったいないから独身の状態でも住んでみるかと考えますが、既にマンション購入で相当な出費をしているのでお嫁さんが見つかるまで内装工事をせずに放置してしまうのも頷けます・・・

おまけ:PM2.5で霞むマンション群w

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奥にうっすらとマンション群が見えるのが分かりますか?


【ここまでの必要額:2,215万円】 
  マンション代: 1,815万円
  内装工事・家具:400万円

(続きます)
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中国で結婚をするにはマンションが必要なのです。(前編) [中国~リアル結婚事情]

幼い頃、母から「人は人、自分は自分」と耳にタコができるほど聞かされましたが・・・

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大恋愛は別だそうですが今の中国では男性が用意する新居が賃貸住宅だとダメだそうでお嫁さんを見つけにくい傾向にあります。 「中国人は家を基準に全てを考えるから、基盤となる住居すら手に入れる事ができない者は結婚する資格は無い」と書かれた記事を良く目にします。 それも理由の一つでしょうが、自分が考えるのはズバリ、
 
「みな結婚する時は家を買うのに、なぜウチの娘の旦那は家ないアルカ!?」

結局は女性も女性の両親も他者と比較されてメンツを潰されたくないのが大きな理由だと考えます。 今回結婚に関する出来事を調べていて中国人にとってメンツというのは重要なキーワードだなと感じました・・・

そんなワケで結婚適齢期に達した男性が次から次へとマンションを購入するので需要に供給が追い付かず値段がドンドン上がっています。 日本の若い夫婦の持家率は1割以下だと聞きましたが、中国では9割以上はあるのではないでしょうか? また中国の建設機械業界は2012年から15年にかけて大きく右肩下がりだったのに現在ではV字回復したのはこのあたりに遠因がありそうです。 大陸だけあって土地はいくらでもあるのであちらこちらにマンションが建てられていますが耐震偽装のヒューザや旭化成建材のようなインチキ施行による問題は発生していないのか気になります・・・

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さて気になる田舎町のマンション価格は左上の物件から順に円換算しますと、

1280万円、1790万円、3740万円
2110万円、2720万円、1060万円
 870万円、1240万円、1530万円となっています。 え、安いんじゃないのって?

弊社作業員の月給手取り額の平均が7万円ですよ。 上海の企業などに比べれば見劣りしますが周辺の企業では中クラスの給与水準です。 というのは置いといて上記の9戸の平均価格が1815万円、7万で割って260ヶ月!!

給与全額を注いでも払い終えるまでに約22年掛かりますw 

住宅ローンを使う場合は最低でも3割の頭金が必要で、マンションを準備しなければならない男性側の負担は半端ないです。 今の中国の女性が求める理想の男性像はズバリ、

経済力 >>>>>>>>>> 容姿 > 人柄・性格 

厳しい言い方をすれば「 お金が無い男は結婚を考えるな!! 」という事でしょうか? 日本に生まれて本当に良かったと思いましたw  

さて問題はここから、

田舎町はまだマシなほうで上海などの大都市は価格が更に厳しいです。 昨年秋に入社したR君は以前は上海に住んでいたがマンションが買えないからという理由で田舎町に越してきたと面接で言いました。 転職の理由もすごいですが引っ越してきて早々にマンションを購入したと聞いた時はもっと驚きました。 しかしR君の上司いわく本人は結婚には全く興味が無いようで面接時の説明にチョッと違和感を覚えます。 おそらく親がマンションを買い与えるために仕事を辞めさせて田舎に引っ越ししてきたのではないかと推測されますが、マンションを買い与えた親御さんの無念さは想像に絶するものがありますネ・・・ 

上海住宅事情 → https://kyoumozangyo.blog.so-net.ne.jp/2017-11-19-3

今では田舎町でもマンションの価格が倍々ゲームのごとく暴騰しているそうですが4・5年前は普通にマンションが購入できたという事です。 誰が得をしているのか見えにくい所がありますが(おそらくマンションを販売するデベロッパーが暴利を得ていると思いますが)、流れを変えてあげないといくら何でもかわいそうです・・・

【ここまでの必要額】
  マンション代:1,815万円

(続きます)
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いい結婚相手と出逢いたいのです。 ~中国の結婚式~ [中国~リアル結婚事情]

今日は七夕、というわけで中国で拾ったガチでリアルな結婚情報をお伝えします・・・

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某観光地に散歩に出かけた所、文字が印刷されたプレートが大量に吊り下げられていました。 皆さん一生懸命見ていますが何でしょう・・・

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『給与8,000元以上要求』って基本給が2,500元スタートの弊社従業員ではムリい!!

結婚相手募集の『釣書』と呼ばれる自己紹介のプレートでした。 よく見てみると右下にQRコードがありました。 「 給与8,000元以上を要求する女性はモデルのような人なんだろうな 」と下心丸出しで釣書に記されているQRコードをスキャンしましたが主催者情報だけしかありませんでした・・・ (;一ω一||)

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スペースが足りなくて一部の釣書は路面に置かれていました。 女性が多いです・・・

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ここは登録所のようです。 親同士が勝手にお見合いを進めている雰囲気があります。 仕事を終えて帰ってきたら親から「今週の土曜日にお見合いをセットしておいたから」と突然言われることもありそうです。 あ、日本でも普通か・・・

さて、問題はここから

パッとみて釣書に掛かれている男性の身長がおかしいと感じました。 暇だったので男性全員の身長を記録して集計した結果がコチラ、

実際は甘めに見て175センチ以上は15パーセント.jpg

「中国人は意外と背が高いなあ」って信じたあなた、ココは中国だという事を忘れないで下さい。 ホントに平均身長は175センチなのか簡易的に調べてみました。 やり方は簡単、自分の身長がジャスト175センチなので目線が自分より上か下か調べるだけです。 その結果は、 

  100人調べて自分よりも目線が高い若い男は甘めに見ても15人ですw 

平均身長は165~170センチくらいでしょうか? 統計上は日本人より中国人の方が平均身長が高いようですが自分の感覚としては中国人の方が低く感じます。 比較的混んでいる地下鉄に乗ったら隣はおろか二両先の車両の端にある電光表示板まで見通せたこともあります。 

しかしプロフィールに誤った身長を記載して女性側から「 あなた身長をサバ読んだわね!! 」と怒られることを全く想定していないところが先の事を考慮しない民族性なのか何なのか全く理解不能ですw

元々顔写真が無い時点でヤバい香りがプンプンしていますが、まさかそのまま相手の顔が不明の状態でお見合いってコトはないですよね・・・

(続きます)
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南京の陽山碑材です。 [中国~お出かけ]

So-Netを解約しました・・・

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あれ、消えていないのですの?

ここ半年以上、中国ではSo-netのメールアドレスが全く使えなくなってしまったので5月に契約を打ち切ったのですが、

   あれれ、解約から後2ヶ月が経っても本プログが消えていない・・・ 

しかもブログへのアクセスは相変わらずあるし、なぜか増えてるというわけで、

        しばらく継続させて頂きますw  



5月30日の『南京明文化村』の続きです・・・

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南京明文化村から更に山道を登ります。 緑が多くて気持ちがイイ・・・

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20分くらい歩くと急に広い所に出ました・・・

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碑座:高さ9メートル、幅12メートル、厚さ23メートル、重さ6,200トン

奥に見える岩には巨大な横穴が3本掘られています・・・

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碑首:高さ6メートル、幅12メートル、厚さ5メートル、重さ860トン
 
巨岩があったところから更に奥に行くと、先程の岩より小さな岩があります。 この写真を撮った後に近くの売店にいた子供が立ちふさがり「僕の犬の写真を撮っちゃだめだ」と抗議されました
・・・

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碑身:高さ10メートル、幅25メートル、厚さ4メートル、重さ2,600トン

その奥には更に横に長い岩が削りだされていました。

写真では全容を掴むのが難しいでしょうから南京明文化村のチケットの写真をどうぞ・・・

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これらの岩を使って何がしたかったのかというと、

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この写真のような石碑を作りたかったのです。 ただし設計高さは40メートルですがw

一部 ほとんどフィクションです】

明の皇帝:オヤジの偉業を後世に残したい!! 
役人たち:御意のままに!!
明の皇帝:そうだな、高さ40メートルほどの大きな石碑がいいな!!
役人たち:ざわっ 40メートルと言えばお台場ガンダムの2倍ではないか・・・
明の皇帝:皆ども作業に取り掛かれ、石材は南京の陽山から切出せい!!

そして時は流れ・・・

明の皇帝:石材の切り出しはどうなっておるか?
切出班長:大量の石工を導入して作業は順調に進んでおります。
明の皇帝:うんうん
切出班長:あと指示通り、運搬がしやすいよう巨大なクレーンのワイヤーが入る
     孔もあけておりますw

明の皇帝:よしよし。 次に輸送準備はどうなっておるか?
輸送班長:無理ゲー!!
明の皇帝:な、何だと!!
輸送班長:無理に決まっているでしょ!! どうやって麓まで運ぶんですか?
     地面に置いたら摩擦力が半端ないですよ? もし車両に載せたとしても
     この傾斜です。 制御が効かず暴走するのが目に見えています。
     碓氷峠専用機のEF63型電気機関車が何両要ると思っているんですか?
明の皇帝:EF63重連の能力が360トンだから、2600÷360x2で15両だと思うのだが?
輸送班長:あっさり言わないで下さい。 それに碓氷峠の勾配は66.6パーミルです、
     陽山の傾斜とは比較になりません・・・

というわけで石材の切出しは進みましたが最終的には計画は頓挫してしまい、石材は600年近くの間野ざらしになっているとのコトです。 めでたく麓まで移動させたとしても碑身をどうやって立てるのか、立てたとしても地盤沈下が発生して倒壊による被害が発生するのではないのかと気になる点が一杯あります。 

この間の冬に「PM2.5の元凶になっている石炭暖房機を廃止するぞ」、と一気に削減したところまでは良かったけれど代替案を用意しなかったため多くの北京市民が凍えることになってしまったニュースがありました。 中国の人達は動き出したら驚くほど早いけど計画性が無いのは今に始まった事ではないのですね。 でも「考えるよりやってみる」が実践できる行動力があるのはある意味羨ましいかも・・・

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