南京の陽山碑材です。 [中国~お出かけ]

So-Netを解約しました・・・

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あれ、消えていないのですの?

ここ半年以上、中国ではSo-netのメールアドレスが全く使えなくなってしまったので5月に契約を打ち切ったのですが、

   あれれ、解約から後2ヶ月が経っても本プログが消えていない・・・ 

しかもブログへのアクセスは相変わらずあるし、なぜか増えてるというわけで、

        しばらく継続させて頂きますw  



5月30日の『南京明文化村』の続きです・・・

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南京明文化村から更に山道を登ります。 緑が多くて気持ちがイイ・・・

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20分くらい歩くと急に広い所に出ました・・・

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碑座:高さ9メートル、幅12メートル、厚さ23メートル、重さ6,200トン

奥に見える岩には巨大な横穴が3本掘られています・・・

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碑首:高さ6メートル、幅12メートル、厚さ5メートル、重さ860トン
 
巨岩があったところから更に奥に行くと、先程の岩より小さな岩があります。 この写真を撮った後に近くの売店にいた子供が立ちふさがり「僕の犬の写真を撮っちゃだめだ」と抗議されました
・・・

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碑身:高さ10メートル、幅25メートル、厚さ4メートル、重さ2,600トン

その奥には更に横に長い岩が削りだされていました。

写真では全容を掴むのが難しいでしょうから南京明文化村のチケットの写真をどうぞ・・・

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これらの岩を使って何がしたかったのかというと、

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この写真のような石碑を作りたかったのです。 ただし設計高さは40メートルですがw

一部 ほとんどフィクションです】

明の皇帝:オヤジの偉業を後世に残したい!! 
役人たち:御意のままに!!
明の皇帝:そうだな、高さ40メートルほどの大きな石碑がいいな!!
役人たち:ざわっ 40メートルと言えばお台場ガンダムの2倍ではないか・・・
明の皇帝:皆ども作業に取り掛かれ、石材は南京の陽山から切出せい!!

そして時は流れ・・・

明の皇帝:石材の切り出しはどうなっておるか?
切出班長:大量の石工を導入して作業は順調に進んでおります。
明の皇帝:うんうん
切出班長:あと指示通り、運搬がしやすいよう巨大なクレーンのワイヤーが入る
     孔もあけておりますw

明の皇帝:よしよし。 次に輸送準備はどうなっておるか?
輸送班長:無理ゲー!!
明の皇帝:な、何だと!!
輸送班長:無理に決まっているでしょ!! どうやって麓まで運ぶんですか?
     地面に置いたら摩擦力が半端ないですよ? もし車両に載せたとしても
     この傾斜です。 制御が効かず暴走するのが目に見えています。
     碓氷峠専用機のEF63型電気機関車が何両要ると思っているんですか?
明の皇帝:EF63重連の能力が360トンだから、2600÷360x2で15両だと思うのだが?
輸送班長:あっさり言わないで下さい。 それに碓氷峠の勾配は66.6パーミルです、
     陽山の傾斜とは比較になりません・・・

というわけで石材の切出しは進みましたが最終的には計画は頓挫してしまい、石材は600年近くの間野ざらしになっているとのコトです。 めでたく麓まで移動させたとしても碑身をどうやって立てるのか、立てたとしても地盤沈下が発生して倒壊による被害が発生するのではないのかと気になる点が一杯あります。 

この間の冬に「PM2.5の元凶になっている石炭暖房機を廃止するぞ」、と一気に削減したところまでは良かったけれど代替案を用意しなかったため多くの北京市民が凍えることになってしまったニュースがありました。 中国の人達は動き出したら驚くほど早いけど計画性が無いのは今に始まった事ではないのですね。 でも「考えるよりやってみる」が実践できる行動力があるのはある意味羨ましいかも・・・

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