中国の韶山9型电力机车です。 [中国~鉄道]

快速列車に乗ってフラリと散歩に行きます。 本日の牽引機は韶山9型です・・・

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どうして今日は撮影者が多いんだ? 私の隣にもいます。

韶山(しゃおしゃん)は中国語で『金の山』を意味します。 頭文字をとってSS9とも呼ばれる韶山9型は中国の技術で設計されており、海外の技術を取り入れた車両に付けられる『和諧』の表記がありません。 百度百科から引用しますと製造開始は1998年、出力は5400KwでHXD1やHXD3等の和諧シリーズと比べると控えめです。 駆動方式はおそらく非インバータ、昔ながらの直流軸巻モータだと思われます。 早期型と改進型に分かれており上の写真は171輌製造された改進型です。 構造上の特色としては通常運転室の前後を結ぶ通路は車両の片側にあるのですが、SS9は重量バランスを均等にするため両側に配置するという謎設計です。 欲に言う中の人や中国の鉄オタは改進型を『SS9G』とか『烧酒 (しゃおじぃう) 』と呼ぶそうです。 ちなみに烧酒は透明なのに何故こんな名前で呼ばれるのか?

          酔っ払い親父の顔に似ているからなのか・・・ 


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ホーム越しに初めて撮った中国の電機。 見苦しいショットですみません。

SS9はお世辞にもかっこよくは無いのですが、中国に来て初めて撮影した機関車なのでそれなりに愛着があります・・・

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次の写真は『青蛙』とも呼ばれる早期型。 43輌しか製造されなかったので中国の車両としては少数派です・・・

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地元では比較的目にする機会が多い機関車ですが和諧シリーズのHXD1Dや3Dが700輌以上も作り続けられているのにSS9の数は多くありません。 これは推測ですがSS9早期型は旧来の設計で大出力機を作り上げたがトラブル続きでうまくいかず、改進型を送り込んだもののパッとせず総計200輌そこそこで諦めてしまったと推測されます・・・

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しかし日本のEF66も当初は大出力機として登場した当時は色々問題があったようですが改修を重ねて使いやすい機体になったと聞いています。 いつか浮かばれる日があると信じて頑張れ韶山9型・・・

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