CR200J型动力集中动车组です。 [中国~鉄道]

あれれ、コレは列車の予約を間違えたのかと思いました...

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行き先が同じ上海行きのG7039列車と出発時刻は同じです。

地元の駅では中国高速鉄道は4~7番線から発車しますが、本日乗車するD705列車は在来線の2番線から発車するとの表示が出ていました。 慌ててC-Trip(旅行予約アプリ)を確認しましたが所要時間が少々長めですが問題なし。 

在来線の線路を高速鉄道の車両が走っているのを見たことがあり、始めてみた時は目を疑ったのですが架線電圧・線路幅が同じなので車体に在来線用の信号装置を載せればCRH2などの高速鉄道の車両が在来線の線路を走ることが可能と思われます。 まあ今回乗車する上海行きは列車番号にDが付いているのでKやTが付く客車列車ではないよね、と待つこと約10分、CRH2が来るのか或いはCRH1か、でもCR400Bは流石にないよな、と思っていたら...

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     ジオンのMSのようなCR200Jキター!!! 

「 百度百科の情報はどうなっているんだよ!! 」と思いながら車内に入ります。 後になって気付きましたが今回は上海に行こうと思っていたところ間違えて上海虹橋行きの列車を予約してしまい、慌ててD705列車に変更をしたことを思い出しました。 C-Tripの画面で改めて調べると一等卧や二等卧の寝台車を併結しているとの表記がありました。 良く見れば検索した時点で「これはっ!?」と気付いたはずです...

7・8号車の二等座シートは2+3の集団向かい合わせの配列になっています。 指定された窓際席には一晩をシートで明かしたと思われる睡眠中のお姉さんが坐っていました。 ヤレヤレと思いながら「 这是我的坐位:ココは私の席 」と言って起こすと(←乱暴)空いている通路側の席を指差してそちらに座れとおっしゃいますが景色を眺めたい派の自分は間髪入れずに席を空けてもらいます。 お姉さんは気だるそうに座席をチェンジ...

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電光掲示盤は159Km/hを表示しています。

列車はスルスルと加速していき160Km/h近くの速度で巡行します。 乗り心地は氷の上を滑るように走るJR東海の313系程ではありませんが、まずまず快適です。 これが動力分散形式の走りなのでしょうか...

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清潔感あふれる洗面所

暫くして初めて乗る車両の内部を探索したくなったのでまたもや睡眠中のお姉さんを起こして(←鬼)車内を見学します。 CR200Jの内部の紹介記事は日本人初かな...

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CR200Jは0号車と20号車が動力車、1号車から6号車が二等卧、7号車と8号車が二等座、9号車が食堂車+二等座、10号車から18号車が一等卧という編成になっていました。 以前寝台列車の高速鉄道バージョンが登場した時はチョッと話題になりましたが、一等卧が編成の多数を占めるせいなのか利用率がイマイチだったとか。 また夜行で走らせるには高速鉄道の足回りではオーバースペックでしたので根本的な設計の見直しが行われたものと思われます。 しかし一番使い勝手が良さそうな編成の中間に座席車をつなぐ思想がいまいち読めません。 二等卧の通路をパチリ...

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二等卧の三段式寝台の下段です。 カーテンが無いので着替えは難しそう。 読書灯とUSB端子が各寝台に設置されています...

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JRで言えばB寝台に相当する二等卧にある上段を見上げます。 下段の寝台幅は60センチでした。 国鉄の20系客車や583系電車の場合は上下空間に余裕が無く大人が座ると頭がつかえて窮屈でしたがCR200Jが90センチあるのは日中の座席利用を見越しての設定でしょうね。 但し中段寝台の上下高さは70センチでした...

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ちなみに日本の寝台車にあった中段・上段に昇り降りする時に使うハシゴがありません。 では一体どうするのかというと収容式のステップ(赤丸内)を使うのですがコレはアスレチックなのかと目を疑いました!? 酔っぱらった状態で昇り降りをすると転落する危険があります。 

北京から上海までの乗車券・寝台券は併せて372元(約6,400円 上中下段でチョッと差があります)です。 二等座は248元(4,300円)ですので寝台料金は差額の2,100円と考えていいのかな...

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一等卧(JRのA寝台)です。部屋の入口には引き戸がついており4人で使用すれば個室になります。 二段式の寝台はクッションが厚いですが幅は70センチと国鉄の24系25型のB寝台と同じです。 こちらもカーテンが無く国鉄の4人用B個室寝台(カルテット)と似ています。 北京から上海までの乗車券・寝台券は併せて558元(約9,500円)です。 二等座の差額から割り出す一等卧の料金は5,200円程度です。

二等卧との違いは、

 ・通路を含めて床はカーペットが敷いてある。
 ・引き戸を閉めれば個室にできる。 部屋ごとの空調とBGMの調整が可能。
 ・マットレスが厚くて、座席使用時に背もたれのクッションがある。
 ・上段寝台に座っても頭がつかえない。
 ・間接光を用いたチョッと豪華な室内の照明。
 ・無料スリッパのサービス。
 ・テーブルにクロスが掛けられてお湯を入れるポットが常備している。

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寝台車は全て一等卧(うろ覚え)のバブリー仕様CRH2E 

などなどですが少々割高ですね。 高速鉄道版寝台電車の一等卧には個別にTVが設置されているそうですが、本形式には設置されていませんでした...

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一番イイのは少し窮屈ですが二等卧の中段かも知れませんね。 ちなみに夜が明けてもベットを使用することが可能なようで腹を出した人民がトドのように横たわっていました...

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9号車は実際に食堂車としては機能しておらず、无座客(立席客)の救済として使われている模様です。 車販準備室(と思う)の奥には電子レンジがズラリと並んでいました。

客車列車や貨物列車を次から次に抜き去り上海に到着、今度は二等卧に乗ってどこか遠くに行きたいです...  
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