涙なしでは語れない接親です。【後編】~中国の結婚式~ [中国~リアル結婚事情]
中国で結婚式当日に新婦を実家から連れ出す接亲(接親)と呼ばれる行事の続きです・・・
「みんな、お疲れさまー」の食事会ではありません。 まだまだ先は長いです。
ココからが本来の接亲の重要部分であると感じました。 上の写真は伴娘(ばんにゃん)を務める従妹ちゃんも加わって『早生貴子』と呼ばれるナツメ・ピーナッツ・干しリュウガン・蓮の実を食しているシーンです。 しかし「ざおしぇんぐいじ」と聞いても何のコトか分かりませんよね?
枣子(ナツメ:ざぁお) → 早(ざお)と読みが似ています
花生(ご存知落花生) → 生(しぇん)を抜粋してます
桂圆(リュウガン:ぐいゆあん)→ 貴(ぐい)と読みが似ています
莲子(ハスの実) → 子(じ)を抜粋しています
『 早生貴子 』、翻訳すると「 早く立派な子供が生まれますように 」となります。
更に食べる時に言わなければならないセリフがあります。
新婦 「甘いですか?」
新郎 「甘いです。」
新婦 「どこが甘いですか?」
新郎 「心が甘いです。」
新婦 「米子(種の事)がありますか?」
新郎 「あります。」
話を聞いていて「 へー、凄いねー 」と感心したところ、この作法はカメラマンに教えてもらったとの事です。 ただ単に重要なシーンを撮影するだけではなく古来から伝わるしきたりも教えるとは中国のカメラマン恐るべし・・・
古くから中国に伝わる伝統というのは凄いな。それに比べて日本は、と感じた瞬間です。 ちゃんとナツメに種がありました。 子宝に恵まれるコト間違いなしですネ・・・
いよいよ出発の時が近づいてきました。 新郎君が苦労して捜した靴を履かせてもらいます。 これから新婦は新居まで足を直接地面につけてはいけないようです。 (ある1ヶ所は例外として除きます) では、思い出が一杯ある自宅を後にして出発しましょうか・・・
なんと秘書娘ちゃんを背負って部屋から連れ出すのはお父さんの役目。 これは精神的にマジ辛い・・・ 。・゚・(ノД`)・゚・。
生まれた時には小さかった子が今ではこんなになって、と大きくなった秘書娘ちゃんを実感( こんな書き方をするとチェック時に怒られるかも? )しながら新郎君がチャーターしたメルセデスの後部座席まで運びます・・・
お母さんとお別れ・・・
続いてお父さんとお別れ。 これも辛い、見ている方も悲しくなります。
ところでExif(撮影情報)をチェックしていて驚いたのは新郎君が秘書娘ちゃんの自宅に押しかけてから1時間少々しか経っていない事です。 何という密度の濃さでしょう・・・
新郎新婦を載せた婚车は再び新居へと向かいます・・・
(続きます)
https://kyoumozangyo.blog.so-net.ne.jp/2018-08-10
「みんな、お疲れさまー」の食事会ではありません。 まだまだ先は長いです。
ココからが本来の接亲の重要部分であると感じました。 上の写真は伴娘(ばんにゃん)を務める従妹ちゃんも加わって『早生貴子』と呼ばれるナツメ・ピーナッツ・干しリュウガン・蓮の実を食しているシーンです。 しかし「ざおしぇんぐいじ」と聞いても何のコトか分かりませんよね?
枣子(ナツメ:ざぁお) → 早(ざお)と読みが似ています
花生(ご存知落花生) → 生(しぇん)を抜粋してます
桂圆(リュウガン:ぐいゆあん)→ 貴(ぐい)と読みが似ています
莲子(ハスの実) → 子(じ)を抜粋しています
『 早生貴子 』、翻訳すると「 早く立派な子供が生まれますように 」となります。
更に食べる時に言わなければならないセリフがあります。
新婦 「甘いですか?」
新郎 「甘いです。」
新婦 「どこが甘いですか?」
新郎 「心が甘いです。」
新婦 「米子(種の事)がありますか?」
新郎 「あります。」
話を聞いていて「 へー、凄いねー 」と感心したところ、この作法はカメラマンに教えてもらったとの事です。 ただ単に重要なシーンを撮影するだけではなく古来から伝わるしきたりも教えるとは中国のカメラマン恐るべし・・・
古くから中国に伝わる伝統というのは凄いな。それに比べて日本は、と感じた瞬間です。 ちゃんとナツメに種がありました。 子宝に恵まれるコト間違いなしですネ・・・
いよいよ出発の時が近づいてきました。 新郎君が苦労して捜した靴を履かせてもらいます。 これから新婦は新居まで足を直接地面につけてはいけないようです。 (ある1ヶ所は例外として除きます) では、思い出が一杯ある自宅を後にして出発しましょうか・・・
なんと秘書娘ちゃんを背負って部屋から連れ出すのはお父さんの役目。 これは精神的にマジ辛い・・・ 。・゚・(ノД`)・゚・。
生まれた時には小さかった子が今ではこんなになって、と大きくなった秘書娘ちゃんを実感( こんな書き方をするとチェック時に怒られるかも? )しながら新郎君がチャーターしたメルセデスの後部座席まで運びます・・・
お母さんとお別れ・・・
続いてお父さんとお別れ。 これも辛い、見ている方も悲しくなります。
ところでExif(撮影情報)をチェックしていて驚いたのは新郎君が秘書娘ちゃんの自宅に押しかけてから1時間少々しか経っていない事です。 何という密度の濃さでしょう・・・
新郎新婦を載せた婚车は再び新居へと向かいます・・・
(続きます)
https://kyoumozangyo.blog.so-net.ne.jp/2018-08-10
2018-09-12 12:00
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