客車列車に乗って花見に行ったのです。 [中国~鉄道]

快速列車(しかも機関車が牽引する客車列車)に乗って花見に行きました・・・

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『和諧』の文字と排障器の黄色と黒の警戒色が無ければカッコいいのに。

日本では絶滅寸前の客車列車なのですが中国では簡単に安く乗ることが出来るので鉄好きにとってはパラダイスなのです ヾ( ゚∀゚)ノ゙ 、かな??? 

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桜を見に行くだけだから別に駆け足で行かなくてもイイよね、と今回乗車した列車は前日の午後9時に南陽を出発した上海行きの夜行列車です。(乗車したのは朝です) 中に入ると座席車で一夜を明かした独特の疲労感が漂っています。 昔、周遊券片手に夜行に乗って北海道や九州を駆け回った頃を思い出します。 懐かしさを覚えましたが乗客の大半は「窮屈で苦しいアルヨ」と思っているでしょう。 中国の人はお金がない、または節約のため高速鉄道ではなく客車列車を選択します。 客車列車に乗りたい、という理由でチョイスするのは日本の鉄オタくらいでしょうね・・・

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種別上は快速列車なのですが高速鉄道の停車駅を次々と通過していきます。 発車したばかりのCRH2をブチ抜きます・・・

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軽やかなジョイント音を聞きながらゆったりと優雅に客車列車の旅を楽しみたいのですが大音量でスマホの動画を観る人や車内セールスのおばちゃんが次々と現れて優雅な気分に浸ることができません。 化粧品を販売しにきたおばちゃんは「みんな見てー、膨らましたゴム風船にこの化粧品を塗ると破裂するよー、これは素晴らしい化粧品なのよー」と風船を破裂させる実演をしていましたが、なんと、

  その怪しい化粧品を座っている乗客の顔に次々と塗りつけます!! ∑(・ω・ノ)ノ 

風船を破裂させる恐るべし能力を持つ化粧品を塗りつけられた人は『北斗の拳』のように顔がみるみる膨れ上がり「 あべしっ!! 」と破裂する、ということは当然ありませんでしたがみんな眠たいんだからやめたげてー 同じボックス席に座っていたお姉ちゃんは歯ブラシや怪しい化粧品(20元:340円)を何個も買い込んでいましたけど安いのでしょうか? ちなみに中国のいきつけのスーパで購入したニベアクリーム(50ml)は8.9元でした・・・

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無錫(むしゃく、中国読み:うーし)駅から更に10元(170円)の直通バスに乗って太湖の鼋头渚(ゆえんとしょう、と読むみたいです)と呼ばれる場所に向かいました。 太湖は琵琶湖の3倍の広さがあるそうです。 大陸のスケールは凄いな・・・

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道路がかなり渋滞しており、やっとこさ午前11時に桜祭りの会場に入ることができました。 ちなみに会場に入るのに観光船込みの入場料として105元(1800円)が必要です。 って、桜を見に来た人で一杯なのに観光船なんて輸送力も小さいのにスンナリ乗れるのでしょうか。 入場料も目玉が飛び出るほど高いのに人大杉です・・・ !!!(。・`ω・)ノ

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ここには30年以上昔から現地に滞在する日本人が日中友好のためコツコツと桜を2千本も植樹してきた中日樱花友谊林があるそうです、とWebで知ったのが実はココに来る前日です。 完全に行き当たりばっ旅ですw

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しかし残念なことに桜の花は結構散っていました。 3~4日早く行ければ良かったのですが仕事があるので無理ですね。 それでも残っている桜を絡めながら撮っていきます。 自分の住む地域には見ることが少ないソメイヨシノが見ることができるのが嬉しいな・・・

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大勢の人が賞櫻楼(かな?)の写真を池越しに撮っていたので自分もパチリ。 朝にホテルを出た時は曇っていて「今日は花曇りかあ」と思っていましたが絶好のお花見日和になりました。 日本と違って桜の樹の下にシートを敷いて昼から酒盛りをしている光景は見当たりません・・・

園内に散策に来ている人を見ていると頭に飾り物をしている若い女性が多いです・・・

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この子たちも・・・

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何か地元に伝わる風習なのでしょうか・・・

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賞櫻楼の入口に行ってみるとデジ一眼を構えている男連中がいました。 彼らの狙っているモノはと言えば当然桜ではなく・・・

(続きます)

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