中国のHXD1D型电力机车です。 [中国~鉄道]

太原行きの夜行列車が入線してきました。 堂々の18両編成です・・・

DSC_7229 太原行 K372レ.jpg

列車の先頭に立つのはHXD1D型电力机车(でぃえんりーじぃーちゃー)、日本のEF55やEF58のようなスピード感がある流線形状をしています。 ちなみに百度百科によると2012年から運用を開始してから現時点(2018年)までに680両以上が製造されており、最高出力はEF200の6000Kwを上回る7200Kw。 動輪は6軸ですが台車は日本では珍しいCo-Co(一つの台車に3軸の車輪を持つ3軸台車 日本ではEF62が採用)です。 中国の和諧シリーズのHXD3Dや国産技術で開発されたSS9などの機関車ではCo-Coは一般的なようです。 なおHXD1Dの車重は126トンと見かけによらずオデブちゃんで軸重(車軸1本に掛かる重量)は21トンもあります!! 重いと言われた碓氷峠用のEF63でも軸重は16トンですのでHXDを日本の線路で走らせると(走れないけど)間違いなく線路は悲鳴をあげますネ。 

驚いたのは微波炉(電子レンジ)、冷藏箱(冷蔵庫)、热水壶(電気ポット)、卫生间(トイレ)が装備されているようです。 これに大型トラックに装備されている簡易ベッドとシャワーを追加すると、

           走る独身寮になりますネwww 

あれもこれもと積み込んで車重が重くなるのも納得できます。 公にはなっていませんがUSB端子も絶対装備されているはずです。 設計者は楽しかっただろうな・・・

DSC_2763 HZD1D.jpg

自分の知る限りでは高速鉄道も含めて中国の列車には1~2両ごとに乗務員が乗っており、客車列車の乗務員は手動扉の開閉や乗車時の切符のチェックを行います。 この写真を撮って列車に乗り込もうとしたら乗務員に何か文句と言われました。 おそらく写真なんか撮らずにとっとと乗れと言われたと思います。 出発まで時間があるのに・・・

列車はススッと衝撃もなく発車します。 機関車がハイパワーなので電車的な加速をするかと思われますが日本の客車列車のようにゆっくりと加速します。 巡行中は時折走行中にズシンとくる前後動の衝撃はまだしも、人民の会話やスマホのスピーカから流される音声、車内販売が頻繁に行きかう騒々しい車内と空調の弱さにチョッと耐えないといけません。 しかし客車が走行時に発する「ドウンドウン」という独特のこもったような走行音や車内放送で流れるBGMに合わせて隣に座っているお姉さんが気持ち良さそうに鼻声を歌ったりと、外国の列車ですが客車列車というのはロマンを感じます・・・

DSC_6139 683系しらさぎ.jpg

画像を見ていてJR西日本の681/683系に似ていることに気付きました・・・

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。