中国の夜行列車に初めて乗ったのです。 [中国~鉄道]

これまで中国の列車には何十回も乗りましたが、すべて昼間の乗車でした...

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今回ついに夜行列車に乗ることができました。 とは言え切符を取るのが大変で変更取消を繰り返した結果C-Tripがロックされたり、街中の切符販売所で購入したら日付を間違えたりと色々大変でした。 地元駅に停まる列車の切符が買えなかったのでCRH2に乗り南京に向かいます。 旅の始まりが夜からなんて、何十年ぶりだろう。 ちなみに...

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南京駅には待合室が5室あり、列車毎に指定されています。その中の1室の掲示板です。

南京駅の待合室にある列車案内板です。 各方面に向かう夜行列車がズラリと表示されています。 新幹線開業前の上野駅はこんな感じだったのでしょうネ。 今は見る影もありませんが...

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列車出発の25分前になり改札が始まりました。 ホームに向かいます...

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夜行列車に乗る前にワクワク感と緊張感が入り混じるのは今も昔も変わりません。

今晩乗る列車は南京発北京南行きのD716次。 車両はジオン軍の新型MS、じゃなかったCR200Jの第5編成でした。 編成の両端に電動車が連結されている18両編成です。 

 CR200Jの詳細はコチラ
 → https://kyoumozangyo.blog.so-net.ne.jp/2019-05-05-1

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以前「二等卧(B寝台)に乗りたい」と書きましたが切符を手配した時には既に売切れだったため一等卧(A寝台)に乗車します。 帰りは二等卧なので乗り比べが出来そうです...

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上半分は寝台使用時、下半分は日中の座席車使用時です。

今回は36号上铺(上段)を指定されました。 壁に掲示している寝台表示を見れば誰でも分かると思いきや、理解出来ない人が出没して教える羽目に。 谢谢と言われましたが何で日本人の私が説明を... 

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前回CR200Jの座席車に乗った時は分かりませんでしたが、通路の上に荷物を置くスペースがあるのはJRの二段式B寝台車の上段と同じです。 二等卧は確認するのを忘れていましたが、帰りに二等卧の下段で寝ようとしたときに上の寝台の人がベットの下にキャリーバックを置いてもいいか尋ねてきたので収納スペースは無いと思われます...

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通路にある折り畳みの椅子に腰かけて夜食をパチリ。 21時29分の出発時刻まであと少しです。 ちなみに火车(客車列車)の寝台車に乗ると換票と呼ばれる切符と乗車票の交換が行われるらしいのですが当列車ではありませんでした。

定刻となり列車はゆっくりと発車します。 連結器(または台車)がグウグウとこじれる音をだしながらポイントをゆらりくらりと渡って徐々に加速をしていきます。 座席車に乗った前回は気になりませんでしたが巡行中は上下の細かい揺れが多いかな? 個室の引き戸のバタバタという音もチョッと気になります。 耳栓を持ってきましたが効果が薄そうです...

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夜の10時近くまで女性従業員が「食べ物や水はいかがっすかー」とワゴンを押したり弁当を手で抱えて車内を行き交います。 ハードだ... 

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583系『きたぐに』以来久しぶりに夜行列車に乗って興奮しているのと、同室のねーちゃんのWeChatの着信音がうるさくて、眠って起きてを繰り返しているうちに列車はいつの間にかよどんだ空気に覆われた北京市内を走っており6時30分頃におはよう放送が流れました。

列車は約1,000キロを9時間掛けて走り抜け、北京南駅には定刻の6時48分着から5分程度遅れて到着しました。 途中23時に停車した後はノンストップだと思います 。運転手は途中で列車を降りて交代することもなく、二人以上のチームを組んで走っている最中に交代をしながら運転をしているのでしょうね。 新しい電気機関車には冷蔵庫や電子レンジ等が装備されているのも納得です。 でも基本的に一晩ぶっ通しの乗務は運転手がチョッとかわいそう...
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